LESSON POINT
【ドミナントケーデンス】
前回のレッスンで出てきたⅥ7のように、解決に向かうコード進行のことを
ドミナントケーデンス ドミナントモーションといいます。
ケーデンスっていうのは終止形って意味です。
どっちも意味は同じです。
このドミナントモーションには、ジャズのとても重要な秘密がいくつか隠れています。
今日はそのうちのひとつ、オルタードスケールとHP5について見ていきましょう。
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【オルタードスケール】
まずはオルタードスケールの構成音を見ていきましょう。
今回は、度数で表記します。テンションと照らし合わせて頭に入れていく方が理解しやすいと思います。
Root ・ ♭9th ・ ♯9th ・ 3rd ・ ♯11th ・ ♭13th ・ 7th
オルタードスケールは前回テンションコードのレッスンで学んだように、 オルタードテンションを経過するスケール です。
赤字がオルタードテンションです。
テンションコードがジャズっぽい美しい響きをかもし出すように、オルタードスケールもジャズには欠かせないスケールです。
機械的なフレージングになってしましがちなので、最初はフレーズと一緒に覚えるのがいいと思います。
【HP5】
次は、HP5これはハーモニックマイナー・パーフェクトフィフス・ビローという長々しい正式名称があります。
では構成音を見ていきましょう。
Root ・ ♭9th ・ 3rd ・ 4th ・ 5th ・ ♭13th ・ 7th
では、一度弾いてみましょう。
ではHP5を何度も弾いてみてください。繰り返し繰り返し。
はい。気付きましたか?
この音階は以前出てきたハーモニックマイナースケールと似てますね。というか同じですね。
ハーモニックマイナーの第5音をトニックに変えたスケールです。
これはまた後に出てきますが、マイナーのキーに解決するドミナントモーションで使われることが多いのです。
ちなみに私は、ハーモニックマイナーを弾いてるつもりで弾いてます。
では練習してみましょう。